Journal
新年に願いを込めて





家族旅行で沖縄に向かう飛行機の中、ほんの一瞬静寂に心奪われた瞬間。
雪景色の富士山を上空から眺める贅沢に、新年も一人一人の内面が美しさに満たされて、平和でありますようにと願いが込み上げて来ました。
戦争、憎しみ、略奪、人権侵害の無い平穏な日々が全ての人に訪れて、2023年が皆様にとって素晴らしい年であります様に、心よりお祈り申し上げます。
Prayer-心の祈り








本日、六本木ヒルズクラブにて私の作品を広尾ロータリークラブの皆様にご高覧賜り、心から感謝申し上げます。
卓話ゲストとして、これまでの歩みについてじっくりとお話をさせて頂き、全て自身で撮影をしました写真と、自宅で一人で作曲演奏をし始めたばかりの頃の懐かしい音楽に合わせて上映致しました。
上映後は、皆様から数々のご質問も日本語と英語で飛び交い、私も熱意を込めて沢山お伝えする事が出来、温かいメッセージに本当に胸が熱くなりました。
大変貴重な機会に恵まれました事は、今後の活動にも大きな影響を与えてくださったと嬉しく思います。
誰もが平穏な日々を願う一方で、暗闇のニュースは絶えず我々の心を傷付け苦しみは絶えません。
そして、断絶された我々の魂はどこへと向かうのか。
自身の作品を振り返り出会って来た風景や人々を懐かしく思い出しながらも、静寂を求めて長時間露光により自己を探求し続けた時間がどれほど贅沢なものであったのかを思います。
戦争や憎しみは、歪んだ虚偽で塗り固められた物語を一方的に相手に押し付けて、無力な人々を苦しめているに過ぎないと思います。相手に刃を向けるのではなく、己を見つめ直して高めることこそ魂の研鑚に繋がり、深い内面より湧き上がる声こそ我々を人間として救うのだと感じております。自国を守るのも、一人一人の魂の深い研鑽の故、独自の文化が栄え、殺略、略奪、崩壊ではなく、明るい未来を築いて行けるのではないのかと思います。
現在二児の母として育児に専念し子供達との尊い日々からは学ぶ事ばかりではありますが、今回本当に偶然な素晴らしいご縁を頂戴して、過去の作品を見直す機会を頂きました。
混迷する時代の中で一人一人がもっと自分と向き合う力を持ち、自己を尊重して心の平和が訪れる事で、不透明な時代を生き抜いて行けるのではと思います。
これまで数々の尊い一期一会によって、写真家として僭越ながら活動を続けて参りました。
自分自身の声を訴え続けるべきであると、また背中を押して頂いた様な貴重な機会を通じて、今後も作品を少しづつではありますが、発表して行けますと幸いです。
今回、上映させて頂きましたスライドショーはMovieにアップ致しました。本当に懐かしい音楽と共に、写真や作曲演奏を全て自身で制作した、内なる小さな声を表現して来た頃を思い出す事が出来ました。お時間がお許しになります際に、ご高覧頂けましたら幸いです。
皆様の日々が穏やかで健やかであります事を、心よりお祈り申し上げます。
Performance








10年以上前になりますが、国内外にてライブパフォーマンスをしていた際の写真になります。
数々の掛け替えのない瞬間を積み重ねて今があるのだと感じます。
今回ご縁を頂き本当に久しぶりに作品発表の場を頂戴し、昔の作品を掘り起こしながら映像と音楽のスライドショーを作成しておりますが、国内外にてパフォーマンスをしていた頃を思い出し、時が経つ早さを染み染みと感じております。
育児に追われる日々では、もう自分自身の作品には当分向き合う事もないのではと思っておりましたが、また新たな出会によって一歩前に進めました事に魂が浄化されて行く思いでおります。
どんな時も私を信じて様々な経験をさせてくれた家族の深い思いに敬服する思いで一杯です。
私自身も母親として、子供のいかなる思いにも寄り添い支えて行ける存在でありたいと、昔の自分自身を振り返りながら思いました。
アメリカンクラブの会報誌に写真が掲載されました
私の写真が東京アメリカンクラブの会報誌に紹介されました。「出産後も写真は撮ってる?」と普段から気にかけていただき、育児に専念しているため写真と向き合う時間はなかなか無いと伝えてましたが、今回東京をテーマにした写真の特集を組むからとお声掛けくださいました。
以前撮ったものになりますが、猛暑日に喧騒の中を歩きながら、混沌とした町並みに時折り感じる静寂の狭間で様々な記憶が重なり消え行く儚さを感じ表現した一枚です。
自粛解除によって、今までとは違う日常が訪れても、東京が活気溢れ様々なインスピレーションを与え続けてくれる町であり続けますように。
“This photo was shot in Shinjuku in the heat of summer. Tokyo to me is a mix of confusion and stillness. It appears chaotic and destructive, but it has an abiding beauty. Layers of memories overlap and disappear.”
紹介制サロンにて
ブルゴーニュやナパバレーなどの希少なヴィンテージワインが数多く揃う広尾にある紹介制サロンにて、私の作品が正面カウンター中央一面に飾られてます。
アメリカンクラブにて個展を開催した際に、作品がオーナーのお目に留まりご購入を直ぐに決めてくださったとのお話を伺い胸が熱くなりました。作品に合わせて内装や照明を作ってくださったこだわりが沢山感じられるサロンにて、写真もとてもイキイキと輝いてました。
美味しいワインを頂きながら贅沢なプライベート空間で過ごすひと時は、日常を忘れて自分の心と向き合える特別な体験になるのではと思います。
美に精通されている方々の貴重なお時間のお供をさせて頂けます事を大変嬉しく思います。
思想のはなびら
ゴスペルの第一人者として日本の音楽界に多大な貢献をされた亀渕友香さんが、昨年享年72歳で他界されました。
亀渕先生は、平井堅さん、杏里さん、久保田利伸さん、大黒摩季さん、MISIAさん、SPEED、倖田來未さん、山下久美子さん、和田アキ子さん、持田香織さん他数多くのアーティストをご指導者された事でも有名な方です。
先日発売されました先生の最期の作品となりますベストアルバムでは、私の写真が表紙やアルバムの中に沢山散りばめられ、先生との大切な思い出がこの様な美しい形に収められました事を心より嬉しく思っております。そして、関係者の皆様はじめ多くの方々に喜んで頂けまして本当に身に余る思いです。
アルバムには長年のご友人の湯川れい子さんによるご挨拶が書かれ、阿久悠さん、都倉俊一さん、小林亜星さん、玉置浩二さん他による作詞作曲の名作、松本隆さん、井上陽水さん、来生たかおさん、矢野誠さん他の楽曲提供、山下達郎さんがコーラス参加した力作に想いが込められています。
先生を存じ上げたのは20数年前になりますが、直接お話しをさせて頂いたのは数年前になります。「あなたは何をされてる方なの?」とのご質問から写真を撮っていますとお話をすると子供の様にとても無邪気にどんな写真を撮っているのか教えてと話は盛り上がりました。気付いたら数時間ずっとお喋りが続き、先生の運転で私の自宅までドライブを楽しみ、まだまだ尽きぬ会話にまた会いましょうと約束をしてお別れをしたのですが、直ぐまたご連絡をくださり私も毎回お会いするのをとても楽しみにしてました。
毎年開催される先生主催のコンサートのポスターやパンフレットには私の写真が起用され、いつも先生は大変喜んでくださり交友関係を深めさせて頂いていた様に思います。
闘病生活で九州に行かれた際にも、病院先から「あなたの写真が忘れられないの」とお電話をくださいました。
初めて先生に私の作品を見て頂いた際には、一枚一枚とても丁寧に向き合ってくださり、撮っていた時の私の心情がどうであったか深い洞察力で見抜く様に、その奥に込められたメッセージを読み解かれ、私は感動で震え涙が溢れたのを昨日のように覚えてます。
いつも私を肯定して力をくださり、本当に愛らしく大好きな方でした。こんなにも早くお別れの時が来てしまうとは想像もしてませんでした。
亀渕先生と過ごした尊き時間に、心より感謝申し上げます。
有難し日々
今年の夏は沢山の祝福に包まれながら、大切な事をいっぱい学びました。
今日の幸せが明日も続く保障は無く、とても「有難し」事なのだから当たり前に捉えるのでは無く、有難うを常に感じて与えられたものに感謝して、毎日の暮らしを大事にする事。
そして、喜びは探し求めるのでは無く自分の中にあるのだから、日々の小さな幸せを見つめて分かち合い、掛け替えのない瞬間に溢れている今日を生きる事。
穏やかでゆっくりとした呼吸を通じて、新しい命を宿しながら自分自身を見つめ直す時間を与えられた事により、今後の私達を支えてくれる大きくて温かい力を感じる事が出来ました。
生命を宿して
妊娠7ヶ月目の時。生命を宿す神秘の旅にでも出ていた様な、自分がどこにいるのかさえ分からなくなる様な感覚にまでなった悪阻を乗り越えて、深く静かな時間を過ごし、まだ闇の中にいる我が子と話し合ったり、美しいものに触れたり、愛おしい瞬間をとても大切にして過ごした日々。人の助けや支えなくしては生きてはいけない小さな命は、産まれる前から様々な事を教えてくれていて、人は誰もが産まれた時は赤ちゃんで、誰もが人の手なくしては生きては行けなかった。母親としてしっかりと手を繋ぎ止めて離さない責任と、我が子を信じて背中を押してあげる勇気と。私の歩幅を見守り続けてくれた主人の思いと、私達夫婦の間に降りて来てくれた尊い命を大事にして行ければと思います。
中目黒アート花見会SAKURA Group展
私の桜の作品が展示会のDM等の広報にも起用されてます、MDP GALLERYセレクトによるグループ展、中目黒アート花見会「SAKURA Group」展が3月25日から開催され、目黒川を染めるソメイヨシノに包まれながら、日本画、陶芸、水墨画、写真等、23名の作家による桜の作品をご堪能頂ける贅沢な時間となりました。オープニングとクロージングにはお花見パーティーが行われ、目黒川の桜とお琴による演奏など、風情漂う展示会になりました。
いかなる時代にも、桜を愛でる心の豊かさを大切にして行ければと思います。
展示会最終日には!
東京アメリカンクラブの展示会最終日は、主人が幹事長を務める40歳を祝うW成人式のパーティーと重なり、
最後まで大勢の方々に作品を見て頂く事が出来ました!
会場に入る為に、私の作品をグルリと周る形で受け付けが設置され、まるでテーマパークみたいな賑わいでした。
様々な道をそれぞれ歩みながらも、また40歳になり出会う事で当時の事を思い出し懐かしむだけではなくて、
それを更に前に進む力に変えていくポジティブな力で溢れていました。
自分の為に楽しく生きた結果、それが誰かを励ます事や救う事に繋がるのだと単純で純粋なエネルギーが漲ってい
て、40歳とは思えないほどの若さで溢れていました。
2年前に展示会日程をアメリカンクラブ側から提示された時には、こんなサプライズがあるとは想像もしてなくて、
搬入・搬出の準備も必ず誰かが助けてくださったり不思議な愛に包まれている様な展示会になりました!
W成人式の幹事の皆様、本当にお疲れ様です!そして、おめでとうございます!!!
東京アメリカンクラブ個展開催によるレセプションパーティー
東京アメリカンクラブで18日より開催中の個展は、雪の中始まりました。
外一面に広がる雪景色の中で早朝から始まった搬入作業は、トラックが坂道を通れなくなり、途中から作品を手で運ぶ事になったりと難航しましたが、一つ一つの試練は、大切なものを確認しながら点と点を結び、何故作品を作り続けるのか問いただす作業にも思えました。
無事、搬入作業を終えて迎えたレセプションパーティーには、お足元の悪い中にも関わらず、大勢の方にお越し頂き、皆様の思いが会場を暖かく包み込み、とても素晴らしい夜になりました。改めて、皆様のお気持ちに支えられながらここまでやってこれたのだと実感した日となりました。
森美術館館長の南條史生さん、セゾン現代美術館代表の堤たか雄さん、靖山画廊の山田聖子さん 等、画廊オーナーや美術関係者、演出家・作家・デザイナー・アーティストの方々、とても多彩な方々にお越し頂きました。
展示会は2月7日(日)迄 開催しております。1Fの展示はクラブ会員の方のみとなりますが、B1Fのメイン会場は一般公開されておりアメリカンクラブ営業時間内にご高覧賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。
東京アメリカンクラブ フレデリックハリスギャラリー
〒106-8649 港区麻布台2-1-2 tel:03-4588-0381
東京アメリカンクラブにて個展を開催します
東京アメリカンクラブのFrederick Harris Galleryにて2016年1月18日-2月7日迄個展を開催します。クラブメンバー雑誌の2016年1月号Arts & Entertainment(p.15)にて1ページで紹介されてます!2年前に審査に合格して2016年の新年早々からの展示日程を提示された時は、随分と先に感じましたがあっという間に時間が経ち、その期間で出会った方々など本当に驚くほどピッタリのタイミングで展示会を開催する運びになりました。レセプションは1月18日6:30pm-8p.mです。皆様にお越し頂けるのを楽しみにしております
I will have a solo exhibition at the Tokyo American Club Frederick Harris Gallery from 2016 January18 – Feburary7. Gallery reception will be on January 18, Monday 6:30pm-8p.m. I am being introduced on the January 2016 club members magazine Arts & Entertainment (p.15)