Journal

BLUE FOR TOHOKUの写真撮影をしました

13 4 567891011
東日本大震災をきっかけに発足したNPO法人『BLUE FOR TOHOKU』では、震災遺児を含む児童養護施設への支援を行ってます。被災地では、震災後に親が子供を育てられないと育児放棄したり、虐待を受けて養護施設に入ることになった子供達が多くいます。日本ではまだまだ実態がきちんと伝えられていませんが、児童養護施設の現状は非常に厳しいものです。

そうした中で『BLUE FOR TOHOKU』は有志ボランティアのグループにより立ち上げられ、福島県の児童養護施設の子供達の学業支援や就業支援を念頭に置きサポートしています。毎年開催している「おいでよ!東京」では、子供達を東京に招いてキッザニアで様々な職業体験をしたり、大運動会でお相撲さんと取り組みをしたり、綱引きをしたりと盛り沢山な一日を通じて、大勢の大人と関わり社会人として成長していく一歩を踏み出す応援をしています。

私も、今年は活動を記録する写真係として協力をさせて頂きました。子供達の屈託のない笑顔、困難に立ち向かおうとする健気な瞳の奥に隠れた寂しさ、強い眼差し、表情の一つ一つから写真を撮る側も複雑な思いを駆り立てられました。矛盾だらけの社会で子供達に何を教える事が出来るのか。正義さえも曖昧で、何一つ大人として確信を持って伝えられる事はないのではないか。そう思うほど虚しさが募りましたが、そんな時無邪気にアイスクリーム屋さんになったり、消防隊員や救急隊員になったり、結婚式を体験して喜ぶ子供達の姿を見て、自分が子供の頃大人になったら何になりたいかとただ純粋に夢見ていた姿と重なり、子供の夢みる思いを守る事こそが大人として出来る事なのではないかと思いました。

どんな境遇に置かれながらも懸命に頑張っている子供達から、本当に多くの事を教わり勇気をもらいました。彼らが大人になった時、彼らをサポートし応援し続けていた大人がいた事を覚えていてくれたら、、、そんな思いで皆んなが一つに繋がっている様に感じました。

『BLUE FOR TOHOKU』の活動がずっと続いて行きますように、今後も微力ながら私も支援して行ければと思います。※写真は子供達の個人情報を守る為、顔が見えないものを使わせて頂きました。

Prayer~共に、生きる~

10.3.1

先月、滝川クリステルさんが代表を努める動物保護財団「一般財団法人 クリステル・ヴィ・アンサンブル」のチャリティーガラディナーへ夫婦で伺いました。そして、日本全国で1年間に161,867頭もの犬や猫が殺処分されている事実を悲惨な映像と共に叩きつけられました。
祖父の理念によって、動物と自然に囲まれて育った母親の影響を受け、私も犬・猫・鳥を飼い育ちました。帰国子女で日本の学校で行き場のなかった時には誰よりも励ましてくれたのが、ラブラドールレトリバーの愛犬でした。彼はペットショップで酷い扱いを受け、大きさには見合わないケージの中で身動きとれず円形脱毛になっていて、私たちに飼われなかったら保健所行きになっていたところでした。盲導犬にもなるほど、賢くて人間に寄り添う大切な家族のメンバー。母は今も自分の事よりも動物を優先にします。それほど、動物は私達家族に豊かな感情・愛情を与えてくれるのです。しかし、天使の様な存在を無責任なブリーダーによって大量生産され処分されるという、残酷な現実があります。日本はまだまだペットを家族の一員として受け止めてくれる認識が低くて、とても先進国とは思えないほどです。

クリステル財団では、2020年を目標に犬猫の殺処分ゼロ、放棄ゼロ、虐待行為ゼロを目指しています。http://www.christelfoundation.org
そして、本日はチャリティーガラディナーで美しい歌声で会場を癒してくださった、平原綾香さんのコンサート「Prayer」2015へ行きました。彼女の真っ直ぐな思いに胸打たれて、悲惨な現実に目を背けるのでは無くて立ち向かう勇気をいっぱいもらいました無視することではなくて、命あるものともっと真摯に向き合うこと。素敵な思いを抱く方々に囲まれて、再び大切なものは何かを深く感じることが出来ました。

残酷な動物虐待の事件が相次ぎ心痛む日々ですが、早く人間側の意識が変わり命の大切さを感じ共存して行ける様になります様に切に願います。

« Go to Journal Top

Coyright © Yukiko Shimizu