Journal
6×6 中判フィルム写真
子育てで慌ただしい日々の中でも、何か自分の癒しの時間を作らなくてはと、以前撮りためていたハッセルブラッド6×6中判フィルム写真のネガを見返してました。
同じ場所にじっくりと佇み、一枚を撮るのに10分、15分、30分と長い時は60分かけて撮る事もあり、気付いたら真夜中になっていたと言う事もしばしばでした。そして、そのまま明け方まで少し仮眠をしては夜明けを待ち撮影したのが一番上の写真です。
20歳で写真を専攻し始めたばかりの頃に出会った主人と結婚してから来年で20年になりますが、様々な場面で支え続けていてくれたのだなと、改めて夫婦の時間の長さを思い、時を共にゆっくり過ごす素晴らしさを感じております。
写真を撮った当時は、見落としていたような色の深みやアングルに、出産育児を経て気付くことができ、作品をこれまでとは異なる紙を使用して作品にした事で、より深みが増したように思います。
今年の秋には、京都の清水寺や台北での展示会が予定されてます。今年5月には、ワールド・アート・ドバイにて作品を展示しましたが、そちらの報告が出来てませんでした。秋の展示会の様子はお届けできたらと思っております。
3.11塾
3月11日に東日本大震災による遺児らを支援するチャリティーコンサート「第11回 全音楽界による音楽会」に両親と息子を連れて行ってきました。父のご友人が発足時から支援協力メンバーである事から、毎年会に参加をさせて頂き震災遺児の方々とこれまで首相官邸や国会議事堂を訪れたり、様々な貴重な体験をご一緒させて頂きました。
日々育児に追われてますと、目の前のことを一生懸命に取り組む事に精一杯になってしまいますが、こうして音楽を通じて、魂が触れ合い黙祷を捧げてお祈りする時間の尊さが身に沁みる思いでした。
毎年、日本の音楽業界を牽引されてこられた方々の音楽を通じて、原点に立ち戻り大切な人々と過ごす時間の有り難みに感謝が込み上げて来ます。
今年は、さだまさしさんの「いのちの理由」から会は始まりました。大御所の方々の歌声を聴いてますと、何故こんなにも胸に突き刺さるのだろうと思うのですが、それはきっと彼等の音楽が救って来られた魂が音と共にその場にいる人々全てを包み込むからなのではないかと思いました。
気付けば、優しい歌詞と歌声に涙が溢れて、日々の忙しさから少し緊張していた身体もホッと力を抜いて音楽の美しさに身を委ねておりました。
音楽に酔いしれる夜はあっと言う間に過ぎて行きましたが、立派にご成長された震災遺児の方々の姿に日本の未来の明るさを感じました。
桜を待ちわびる季節にお亡くなりになられた方々を思い、また自身の大切な人々を思う機会を与えて頂き、心より感謝申し上げます。
さだまさしさんの「いのちの理由」の歌詞を一部抜粋させて頂きます。両親と息子と一緒に聴けたことで、この曲に更に特別な思いが込み上げて来ました。
私が生まれてきた訳は
何処かの誰かを傷つけて
私が生まれてきた訳は
何処かの誰かに傷ついて
私が生まれてきた訳は
何処かの誰かに救われて
私が生まれてきた訳は
何処かの誰かを救うため
夜が来て 闇自ずから染みるよう
朝が来て 光自ずから照らすよう
しあわせになるために
撮影場所 福島県三春町
能登半島地震のお見舞い
令和6年能登半島地震により被災された皆様の安全と被災地の一日も早い復興、そして被災された皆様のご健康を心よりお祈り申し上げます。
昨今の世界情勢は悲しいニュースが相次ぎ、心痛む日々ではありますが、新しい年が穏やかに平和でありますようお祈り申し上げます。
Art shopping paris 2023 〜salon international d’art contemporain
現在、パリにて写真を展示しております。秋にはパリに行ける!と楽しみにしておりましたが、子どもたちの学校行事が重なり、今回は残念ながら現地に赴く事は出来ませんでした。
作品の展示風景が送られて来て、オープニングも大盛況との報告を受けとても嬉しく思います。
オープン時刻前から行列が出来て、現地のアートジャーナリストやキュレーター、評論家をはじめ様々な美術関係者、アートコレクターが姿を見せ、開場後は歩くのが困難なほど大いに賑わったそうです。今会期からは同会場で写真作品のみを扱う「Photo Shopping」も同時開催されており、以前にも増した盛り上がりだそう。
皆様、アーティストの想いに触れながら熱心に作品を鑑賞されている様子だったとの事で、現地へ行けていたら新しい出会いや発見があったのだろうなと思いました。
けれども、子ども達も学校行事を経験して更に成長して逞しくなって行く姿を通じて、いつも応援して支えてくださる先生方や一生懸命に頑張る子どもの姿に感動がいっぱい込み上げて来ました。
実り多き秋の季節は、豊かな心を育んでくれます!
二番目の悪者
幼少期を海外で過ごした私は、現在4歳と6歳の子どもの育児を通じて、この頃に日本で学ぶお話や常識が大変興味深く、特に子どもたちが寝る時に読む本から得る知識は、実に奥深くて面白いと感じています。
本をプレゼントして頂く事は一番の喜びなのですが、そこには普段考えている事が言語化されて、それによって悩みが吹き飛ぶ事もあり、今回私の母が息子にプレゼントしてくれた本は下の娘には少し難しい内容ではありますが、二人とも読み終えた後もじっと考えごとをしておりました。
「誰かにとって都合の良い嘘が 世界を変えてしまうこともある。」
「嘘は、向こうから巧妙にやってくるが、真実は、自らさがし求めなければ見つけられない。」
日本では、子どものこの時期にお受験と言うものがあり、ある人の都合の良い嘘が、根も葉もない噂が広がりまことしやかに「本当のこと」として知れ渡り、偽りが「真実」として広まる経験をしました。
善にはいつか光が射し込むと揺るぎない真意を抱いていました。けれども、一部始終を見ていたのは、空にうかぶ真っ白い雲だけ。声は誰にも届かなかった。
「考えない、行動しない、という罪」
作/ 林 木林(はやし きりん)
絵/ 庄野 ナホコ
小さい書房
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